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8.292017
版画の種類について
版画にはいろいろな種類があります。
一般的によく知られているのがリトグラフ(石版画)という版画です。
石灰岩などの平らな石の表面が版となる、世界的に最もポピュラーな一版画といえます。
シルクなどの非常に細かなメッシュ素材を用いて、インクが通過する所としない所を作って摺られるのが
シルクスクリーンです。こちらも非常にポピュラーですね。
平らな銅板が版となエッチング(銅版画)は、銅板に傷をつけていくイメージで制作できますので、
非常に繊細な図柄に対応できます。
日本では浮世絵などの木版画が代表的ですね。日本人の繊細な技巧により、彫刻刀などで版木が制作がされます。
また、独特な温かみがあるのが特徴です。
近年では非常に高価なプリンターを用いた、手刷り版画を超える作品が登場してきており、
版画同様の扱いをされて来ております。
ラッセンはボードにシルクスクリーンや高級プリンター、
手彩など多技法をミックスしたラッセングラフと呼ばれるオリジナル技法を確立しております。